高齢者に多く見られる症状の一つに難聴があります。一説には後期高齢者の70%以上が難聴(加齢性難聴)であるとの統計もある程です。
難聴は思いが伝わらない事で不安になったり意欲や危機回避能力の低下を招くため、生活の質を維持するための重大なリスクと呼ぶ事ができます。また、意欲の低下は認知症の発症や進行原因の一つともされています。
6病棟では難聴のある患者様への対応の一つとして「もしもしフォン」と云う介護用具を使用しています。全ての難聴に効果があるわけではありませんが、介助者の声が患者様に届きやすくなるため診察や援助毎のコミュニケーションに活用しています。